「なんか、声を張れない。話したくない。」ってこと、ありますか??
理由はあるようなないような、自分でもよくわからない。
わからないけど、話すのがものすごく億劫!
「気虚」(=心身のエネルギー不足)の症状にこんなものがあります。
初めて知ったのは、1年半ほど前。漢方の研修塾に通っていたころ。
講義で先生が話されたのか、教科書に書いてあるのを見たのか、詳細は忘れましたが、衝撃を受けました。
あ、あれは、これだったのか!!!!
気虚な青春の日々が蘇り、そして、とても納得したのを覚えています。
学生のとき、いえ社会人になってからも、私は「気虚懶言」を発動したことが何度もあります。
発動対象はほとんど当時の彼氏。思い返せば、本当に機嫌を丸出しにしていたなーと反省することが多々あります。申し訳ないですね。
どうしたの?と聞かれても、わからない。
話してくれなきゃわからないと言われても、私だってわからない。
何が嫌なの?どうしたいの?
心配してくれているのはわかっているけど、しつこく聞かれてだんだんイライラしてきて(ひどい)ますます喋りたくない、、悪循環。
👨「お、俺はどうしたらいいんだ!!」
甘えもあったとは思いますが、当時は
👩「私だってどうしたらいいんだ!!」
という気持ちでした。どうしてなのか、どうしたらいいのか、自分でも本当にわからなかったのです。
優しくされてもイライラするし、まっとうに叱られても悲しくなるので、もうどうしようもありません。でも若い頃はとくにそういう子、多い気がします。
生理前だからかな?生理中だからかな?と思うこともあれば、
ルナルナ的にはキラキラ期真っ只中なのにな..ということもありました。
※ルナルナ:生理日管理アプリ
※キラキラ期:生理周期のうち、心も体も最も調子が良いとされる時期(卵胞期)
そんなことがたまにあって、そのときは自分もきついし、私って性格悪いのかしらとか悩んでみるものの、そのうちケロッと復活するので、喉元過ぎればさっさと熱さを忘れて過ごしていました。
東洋医学を学んで、わかったことがたくさんあります。
はじめに書いたとおり、気の不足(気虚)の症状に
「気虚懶言=話したがらない」という、「まさに!」なものがあります。
気=エネルギーです。で、声もエネルギーなんです。
気が不足すると、声が小さくなったり、話すのが億劫になったりします。
例えば、こんなことありませんか?
普段は平気なのに、店員さんに何かをちょっと聞くだけのことが億劫。
普段は平気なのに、電話をかけるのが億劫。
そんなときはきっと「気」が不足しているんです。
また、生理や血不足(血虚)の影響もかなりあります。
血は、こころの安定に必要不可欠。
数値的には貧血ではなくても(貧血の基準は血液の濃度)、血の働きが弱い人や、量が不足している人は多いです。女性は月経で定期的に血が減るので、常に補う必要があります。
血が不足すると落ち込みやすく、鬱っぽくなります。脳の働きも落ちるので、考えもまとまりません。
そして、気と血は深ーく関わりあっているのです。
気はエネルギーなので、気が不足するということは、血を作るエネルギーも不足するということ。血を運ぶエネルギーも不足するということ。
普段から気血を補いなるべく消耗しないようにすることが大切です!
皆さま聞き飽きているであろう食事・睡眠などの生活養生。気血を増やす漢方もあります。
まずは夜な夜な韓ドラを見たりせずに、日付が変わる前に寝ましょう!(いちばん難しい)
夜更かしや目の使い過ぎは気血を消耗するんですよ、、
written by 宮本麻衣