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冷えと漢方について1000字で

漢方の研修塾の課題で、ちょうど1年前に書いたコラムを発掘しました。

冬に役立つ内容なのでご紹介します♪ 

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ご質問ありがとうございます。冷え性、辛いですよね。

手足が冷えますか?他に冷えるところは?冷えるのは冬場だけですか?

食欲はありますか?生理周期や生理痛はどうでしょう?頭痛や肩こりはありますか?

質問攻めにしてしまってすみません。

ですが一言に「冷え性」と言っても、症状や原因は人によって様々。

その原因や今の体の状態によって、どんな漢方を選ぶかも変わってきます。

本当はお聞きしたいことがまだまだあるのです!

 

中医学では人の体は気・血・水の3要素から成ると考えます。

これらの ①質と量が十分にあること ②滞らずに巡っていること

によって健康が保たれると考え、この状態を目指して治療していきます。

このうち、特に冷えと関わりが深いのが気と血です。

 

血行が悪い(つまり先述②の不調)と冷えるというのは良く耳にするかと思いますが

冷えの根本に、体を温めるエネルギーである

気や血の不足(つまり①の不調)があることも多いのです。

 

女性は月経で定期的に出血があるので、それだけで血が不足しやすいです。

妊娠、出産ではさらに血を消耗します。

現時点では相談者の方は28歳女性というヒントしかありませんが、

冷えの原因の1つに「血の不足」がありそうです。

 

不足した血を補う漢方薬としておすすめなのが「婦人宝」です。

血を補い体を温め、血の巡りも良くしてくれます。

甘くて飲みやすいシロップの漢方で、お湯に溶いて飲んでいただくと

より体がポカポカと温まりますよ。

また質の良い血を自分で作り出す力も高めてくれます。

コラーゲンも含まれているのでお肌にも嬉しいですよね。

この漢方の7割を占める当帰という生薬は、古くから「女性の宝」と言われ、

楊貴妃も美容のために愛用していたと言われています。

「血」は女性の健康と美容にとても大切なものなのです!

 

せっかく漢方でプラスのことをするのだから、

少しでも日常でのマイナスを減らした方がいいですよね!

養生あってこそ漢方の効果も十分発揮できます。

 

と言っても難しいことをするのではなく、

まずは無意識にやっているマイナスを少し意識して減らしてみましょう。

まずは体を冷やさないこと、特に三首(首、手首、足首)を冷やさないように気をつけてください。

寒い季節はマフラーやレッグウォーマーを活用したり、夏の冷房対策でも意識してほしいです。

体の中からも冷やさないように、冷たいものや生ものをなるべく避け、

体温より温かいものを摂るよう心がけましょう。

 

また血行を良くするために、なるべく湯船に使ったり、

ストレッチや適度な運動もできる範囲で取り入れてみてください。

いきなりガラッと生活を変える必要はありません。 私もそんなことできません。

 

もし毎日シャワーで済ませているのなら週1回でも入浴する日を作ってみる。

飲み物はホットを選んでみる。 気候の良い日は一駅手前で降りて歩いてみる。

小さな積み重ねで漢方の力を最大限に引き出してあげましょう♪

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いかがでしたでしょうか? 私自身も懐かしく読み返しましたが、

1000字ってけっこうボリュームありますね。長かったです。

最後まで読んでくださった方、もしいらっしゃれば、本当にありがとうございます。

課題2もありますので、またご紹介しようと思います! (課題2も1000字)

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