コロナやインフルエンザが流行しても、比較的元気に過ごせているのは
日ごろのちょっとした養生(睡眠や休息など)と
「早めの漢方対策」も大きいと思います。
コレがあって救われたという、漢方や健康食品(と言っても効果大)をご紹介します。
「風邪編」 まずは、この3点
その1 何はともあれ、予防が大事!「板藍根茶」(健康食品)
板藍根とは、植物(ホソバタイセイ)の根っこ。
たかが根っこと侮るなかれ。「抗菌」「抗ウィルス」作用を持つ優れもの。
1)日ごろの予防として
2)人込みに出掛ける前や帰ってから
3)喉の違和感を感じた時
「解毒」「解熱」作用もあり、赤みの強いニキビでジュクジュクしていないものなど、何らかの炎症がある場合にも用います。
その2 ぞくっとした風邪に「葛根湯」
風邪の引きはじめの漢方として有名な「葛根湯」。イソップ物話「北風と太陽」に例えるなら、太陽役のホットな処方。使い方には注意が必要です。
1)後背部がゾクッとするような寒性の風邪であること
2)不調を感じたら早め(30分以内)に飲む
3)長期間飲み続けない
4)体調の変化に注意
横になりたいくらいのだるさがある時は、他の漢方薬に変更
喉の痛み・腫れなどが生じたら、悪化させるため中止
葛根湯は、侵入する寒邪(ゾクッとさせる風邪の原因)を、温めることで追い出す処方です。熱邪(喉の腫れなどの炎症、発熱後)には向きません。
その3 発熱・喉の痛みに「金羚感冒散(錠)」
こちらは、葛根湯とは逆のクールなタイプ。炎症を冷まして治します。
1)身体がほてり熱感がある
2)喉の腫れや痛みがある
3)冷たいものが気持ちよく感じる(冷やしたタオルや冷たい飲み物など)
4)鼻水や痰が出る場合は、「黄色」「粘りあり」が目安
のどの痛みや腫れのある風邪の初期におすすめです。頭痛や熱感のある咳、のどの渇きにも用います。炎症のある風邪の時は、葛根湯ではなくこちら。身体を温め発汗作用のある、しょうが湯や唐辛子などは避けて下さい。
ニキビや蕁麻疹など肌の不調に用いることもあります。
詳しくは店頭でお気軽にご相談ください。
written by 宮本圭子